2017年5月3日水曜日

弘前 武家屋敷 

弘前市で公開されている武家屋敷に・・・。

弘前市の弘前城の北側の仲町地区には、藩政時代に建築された武家住宅が保存公開されていました。旧伊東家住宅・旧梅田家住宅・旧笹森家住宅に伺いました。もう一軒の旧岩田家住宅は少し離れているので今回はパスです。元々この地に建っていたわけではなく、移築・復元して公開しているそうです。

一番の驚きは、3邸ともに管理人の方がおられたことです。中に入ると、管理の方がそこで執事をされており、そこにお邪魔するという形です。すぐに色々と質問できるので、これはありがたいです。でも、人件費が大変だなと思いました。
各邸で、管理人の方に色々と伺いました。

伊東家は、藩医を務めた伊東家の居宅で、約200年前の19世紀初期に市内元長町に建てられたもので、その後、移築・復元工事を行ったそうです。管理人の方曰く、「石高100石前後の武士の居宅によく似た構造です。」とのことでした。
居間には薬研があり、物置には長持ちがありました。
伊東家 居間
長持ちはたたみ1畳ほどの大きさ
梅田家は、約160年前の江戸時代末期、嘉永年間に建てられた武士の住宅で、茅葺屋根でした。中二階があり、物置になっています。
梅田家 門
梅田家 茅葺屋根
笹森家は、建築年代が江戸時代中期で、同保存地区内で現存する最古の武家住宅だそうです。座敷やその他の間取りが建築当初から変わらず、部材も当初からのものが多く残っているそうです。中・下級武家住宅だそうです。

笹森家 門
笹森家 床の間
ついでに 弘前城 松と桜