2016年12月4日日曜日

食べ歩き(87) Al-che-cciano(アルケッチャーノ) 鶴岡市

最近最もはまっている、アルケッチャーノに伺いました。
この季節は初めてです。
最初に伺ったのが初秋、次が初春、3日目が初夏、4回目は晩夏、そして今回は初冬です。
定番に加えて、その季節の食材を用い、思いがけない形で提供してくれるアルケッチェーノへの訪問は、私にとって最も楽しい時です。このような創造性豊かな料理を提供して下さるお店は大変少ないと思います。奥田シェフは著名な方ですが、やはり提供さえる内容が凄いと、毎回感心されます。
以前、フレンチの著名店を訪ね歩いたことがありました。その時出会った恵比寿ロブションの小皿のフレンチは、皿ごとに楽しめる料理でした。和食懐石のフレンチ版とでもいうべきでしょうか。

初冬のこの時期は、ジビエが楽しいのだろうなと想像をしながら、お店に着いた時には、あたりは真っ暗でした。店の中の明かりが、真っ暗闇を照らしています。その中で、数名の笑顔が窓越しに見えます。




店内は、年配の方がお二人、左の奥の方の部屋には団体で7-8名のお客さんが居られます。私は、右手の一番奥の席に案内されました。最初に伺った時に通された席がこの席でした。その後、一度だけ別の席でしたが、それ以外はこの席です。非常に落ち着く席で、この段階ですでに満足でした。数か月ぶりですが、ホッとして料理を待ちました。

今日は、机上に本日のメニューが載っていました。そういえば、最初に伺った時には、このようなメニューが提供されました。それ以後数回はメニューは無く、今回はありました。実は、このようなブログを書いているので、出来ればメニューをいただけると助かるなと思っていました。殆どの料理名は長いので、覚えるのが大変です。今日は、最初にお話しして料理名をいただこうと思っていた矢先ですので、この対応は、席のチョイスに次いで大変嬉しい二つ目の出来事でした。前回訪問時に私がフロアーの方々に色々と聞くので、彼らが最初に書いたものを渡そうと思われたのもしれません。この点について、確認はしませんでしたが、彼らの気の利いた対応であると思い込むことにします。その方が、嬉しさ倍増ですよね?!!



机上のメニューには、14品書かれています。この他に特別なメニューが加わるということで、ディナー開始です。
メニューにない料理が2品加わり14品のディナーでした。
今回の目玉は、やはりジビエです。雉、羊、猪の3種の肉を堪能しました。
3種ともに全く臭みは無く、しかし、それぞれで雉と羊は特有の味をだしています。そして、猪はぼたん鍋以来で、洋食でいただいたのは初めてです。全く癖がなく、しかし、他の肉とは違う味を大変おいしくいただくことができました。
これらのジビエをいただいた時には、ジビエの肉をいただいたのかと思うくらいアッサリしています。ところが、その後数時間、ジビエをいただいた感がどっしりと残ってます。

また、甘鯛のうろこ焼は何回かいただきましたが、今回のカリフラワーソースは美味しいです。カリフラワー自体が美味しい食材ですが、ここで出されるソースのクリーミーな味は良かったです。


<それぞれの料理>
白カブのスープとキリンサイ

ワラサの菜園風カルパッチョ

平目と燻製した鯛のテリーヌ

鮪のタルタルとトマトのカッペリーニ

黒ガレイのグリルとサルモリーリオソース

甘鯛のうろこ焼きとカリフラワーソース

甘鯛のうろこ焼きとカリフラワーソース

カキとキツネタラにカダイフ揚げを添えて

穴子のふんわり焼きと茄子のピューレ

魚介のキタガ(パスタ)トマトソース

藤沢カブと庄内豚の焼畑仕立て

雉とポテトのロースト

フォアグラとトリュフのリゾット

丸山さんの羊のローストとカモミール

猪のローストと赤根ほうれん草

甚五ェ門芋のゴルゴンゾーラグラタン

フォンダンチョコラとバニラのジェラード


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