2017年2月8日水曜日

弘前城 禅林街 長勝寺 大正浪漫喫茶室 大阪屋

真冬で豪雪の中、弘前城、禅林街から長勝寺へ

下には雪が沢山積もっています。また、上からもどんどん雪が降り積る中、ゆっくりと転ばないようにと歩を進めました。地図では近いように感じていましたが、雪のせいか大変遠く感じます。積もった雪は平らではなく、登ったり下ったり、滑ったりと、本当に歩きにくい道です。

弘前城内は、この先に開催される冬のお祭りのために雪像造りが行われていました。多くの方が、雪の塊にスコップなどで削っていました。
雪の弘前城は、静かです。上からの雪で、音が消されているので余計に静かに感じます。





禅林街という言葉を、この弘前に来て初めて知りました。最初は意味が分かりませんでしたが、禅寺が一本の道の左右に沢山並んで点在している様子を言うそうです。33の曹洞宗の寺院が並んでいます。このような寺のあり方を、始めてみました。
弘前藩の二代藩主の津軽信枚が、長勝寺を当地に1610年弘前城築城とともに種里(現:西津軽郡鯵ヶ沢町)から移したことから始まり、当時領内で主になっていた曹洞宗の寺院をこの地に集め、、宗教文化の統一を図ろうとしていたことが背景にあるとのことです。
真っ直ぐな道で、遠くの突き当りに長勝寺があります。長勝寺に向かうための露払いのように32の寺が並んでいるように見えます。その正面に長勝寺の三門がそびえています。
雪が降りしきり、三門までが静けさの中でジーット息を潜めているようです。歩いている人もいないので、一人静かに一歩ずつ歩を進めていますが、その足音だけが聞こえます。余りに静かで、怖いようです。
禅林街 正面が長勝寺三門
長勝寺 三門
三門
歴代藩主霊廟
三門から町の方向を望む
禅林街を後にして、芯まで冷えた足で、もう一度弘前城の方向に戻りました。お城を出た時に、洋館の素敵な建物があったので、そこに戻ることにしました。帰りは不思議ですが行きより半分くらいの時間で着いたような感じでした。
到着すると、そこは藤田記念庭園という所でした。冬は雪の中ですので、庭園を見ても仕方ないのと振り返ると、そこに洋館があり、アップルパイという文字が。
藤田記念庭園内の大正浪漫喫茶室という所です。
中に入ると、どこがお店への入り口なのか分からないほど扉があります。その一つに「ここからおはいりください」の文字。その扉を押して中へ入ると、一瞬でメガネ真っ白に。暖かいです。冷え切った足と体にはありがたい温度です。
ここでは、弘前市内の5店舗のアップルパイを扱っています。その中から1つを選んでいただきました。タムラファームのアップルパイと弘前コーヒーをいただきました。ほんのり暖かいアップルパイは美味しかったです。





少し温まった体に鞭を打ち、最後に、和菓子屋さんへ行ってみることにしました。お店の方に伺い、大阪屋という超老舗の和菓子屋さんがあることを知り、Web検索してみると、結構近くにあります。
情報によると、羊羹あり、生菓子あり、竹流しという銘菓もあるみたいです。ということで、一路、大阪屋へ向かいました。
店構えもすごいですが、店内のお菓子、店の正面にある螺鈿の棚が見に飛び込みます。
本饅頭を頼むと、この螺鈿の棚の中からお菓子が出てきました。


和菓子の入った螺鈿
螺鈿から現れた本まんじゅう
最中やどら焼きもあります。この小豆あんの潰し具合が独特で、初めて経験する潰し具合でした。
小豆粒あんが絶妙
竹流しというお菓子ですが、そば粉の小麦粉に砂糖を加えて硬く固めて、薄くのして焼いたおかしでした。見本があり頂戴しました。この手のお菓子は、各地の城下町にあります。これまで、美味しいと感じたことが無く、結局購入しないのです。「あれ、これ美味しい。」と、いうことで大きなカンに入った竹流しを購入してしましました。最初に口に入れると、小麦と蕎麦の両方ともにあまり感じないし、甘みもあまり感じない。噛み進めると、蕎麦を感じ、小麦を感じ、甘みを感じます。不思議な美味しいお菓子です。ポリポリやるのに良さそうです。恐るべし、大阪屋です。 もし、もう一度弘前に来ることがあれば、もう一度伺い、他のお菓子も試してみたと思うお店です。

食べ歩き(91) OSTERIA ENOTECA DA SASINO 弘前市

OSTERIA ENOTECA DA SASINO

自ら生産した食材を用いてイタリアンを提供するお店です。
卵を採ること、自家製のワイン用のブドウの手入れしてブドウを収穫しワインを醸造され、自家製の生ハムを仕込み、自家製チーズも作るそうです。雑誌でも紹介されています。

レストラン山崎と同様に、メニューにないものを事前にお願いしての訪問でした。
用意されたメニューは、お店の方の手書きで次のようでした。



品数は8品で、ボリュームは多くはありません。すこし高いという印象を持ちました。
また、一品一品に感じる創造性は、特段高いというわけではなく、イタリアンとしてはオーソドックスな内容と感じました。出された料理に、特段驚きを感じなかったので、このような感想に。料理をみて、食す前にイメージが湧く、即ち、無難な料理内容で安心していただける料理ということです。
この店の売りは、食材が土作りからの自家製のものが多いという所だと感じました。メニューには、「自家製」という文字が並びます。また、パンは、普通においしいパンでした。
お店は5席で、全ての席が埋まってました。他の4席は全てカップルです。この店は、デート?が多いのかな??たぶんお医者さんのカップル?年配のカップル、たぶん同伴のカップル?ご夫婦と、満席です、混んでます。

自家菜園野菜・・・ブラッターチーズ
蟹と自家製リコッタのスモークサーモンインヴェルティーノ
自家製生ハム他
フォアグラのクリームブリュレ
鮑、ウニとボタネビの自家製ルーゴラ
馬肉のトルテッリーニ インブロード、黒トリュフ
馬肉のTボーン
紫黒米のタルト

2017年2月2日木曜日

食べ歩き(90) レストラン山崎 奇跡のりんご 弘前市

レストラン山崎に奇跡のリンゴの冷製スープをいただきに伺いました。

木村秋則さんの無農薬自然栽培のリンゴは、NHKプロフェッショナルでも取り上げられていますし、たくさんの著書があるので大変有名です。このリンゴがどんな味なのかにも大変興味があります。

レストラン山崎では、以前より木村農園のリンゴを用いたフレンチを提供した来たお店で、一度伺ってみたかったレストランです。木村農園の奇跡のリンゴを用いた冷製スープの開発物語は、「奇跡のリンゴスープ物語」となり出版されているのでご存知の方も多いのではないかと思います。

奇跡のリンゴスープと奇跡のリンゴを楽しみに、レストラン山崎へ。
本日のメニューは、シェフお任せの特別料理で定番のメニューにはないコースでお願いしました。最も善いという状態で提供される料理を楽しみにしました。

伺うと、最初にスープは3種類からオーダー出来るということでしたが、やはりリンゴの冷製スープでお願いしました。デザートもいくつかの中からオーダーできるということでしたが、リンゴとリンゴを用いたものでお任せしました。
そんなやり取りがあり、いただいたメニューは、次のようでした。



奇跡のリンゴ冷製スープはこれです。
はじめとの味で、美味しいスープでした。リンゴの良いところだけを抽出したように感じました。



奇跡のリンゴのコンポート

この後に、木村農園のリンゴを2切いただきました。
甘すぎず、自然なリンゴの味でした。