2018年2月14日水曜日

食べ歩き(122) すし紀文 仙台市

昨年の春以来の訪問です。
Jazzと小料理&お寿司と、大将とおかみさんの優しい話し声と、黒田寿弘画伯(大将)の水彩画が楽しめるお寿司やさんです。料理と寿司は美味しいし美的にも楽しめるお店です。午後6時に開始の親方お任せのみの寿司懐石です。元々は仙台の夜の激戦区である国分町で、有名なお寿司のお店ですが、今は親方の趣味の範囲で小さいですが大変良い料理とお寿司を提供くださいます。隠れ家的で席数が少ない店ですので予約が必須です。

今日も一番乗りで、まだ暖簾が出ていませんが外は寒いのでお店の中へ。当然誰も来ていないので、私は窓側の席に陣取りました。前回もこの席で落ち着く席です。窓の外には、定禅寺通りのけやき並木があり、その先にメディアパークのガラス越しの光が飛び込んできます。こんな贅沢な時間を、ゆっくり過ごすこと自体がご馳走です。今日の親方は、喉を傷めたということで、あのおしゃべりが聞けませんでした。よって寡黙な親方の寿司という珍しいすし紀文です。

6時前になると他のお客さんが来店です。お客さんは私の他に2組で総勢8名という詰めつめです。お隣には女性二人のお友達のお客さんとその先には5名の団体さんです。団体さんはその中心となるかたの話を皆が聞きいているという構図で、同じ職場のお偉いさんとその部下のような方たちです。この構図におけるTopは王様気分なのでしょうね!? 客観的に見ると、何とも面白い構図です。それも、このような世界から解放された今だから感じることなのかもしれません。

お隣のお二人は、大変気さくな方々で長年の友人で年に2回、必ずすし紀文で寿司をいただくのだそうです。親方もおかみさんもそのことをご存知でした。このお二人とお話していて気付いたのは、女性の仲良しは本当に仲良しです。お互いのことを何でも知っているというお話は、なるほどと思いました。二人が共有してきた時間と情報は相当な量なのです。このような関係が私にあるかというと無いです。全てを明らかに開示できる友人がいるかというと、開示しても良い人はいますがそれは許されていないなと気づきました。実際にそんなに長いこと一緒にいる友人は物理的にいないのが現状です。これは、私だけなのかな?と考え及びましたが、男性には、友と一緒に過ごしてきた時間に限りがあるのではないかと思います。友と、自己開示と、共有する情報と共有した時間と空間が、このお二人とお話していると凄いなと思いましたし、これらについて改めて考える時間を提供くださいました。最初から、一人の私を気遣ってくださり、話しかけていただきありがとうございました。次回二人が訪問するであろう日時を伺いました。そこに合わせてまた伺えると良いなと思います。

さて、今日のメニューですが、いつものメニューを中心に旬の食材を用いた料理とお寿司をいただきました。
  • 茶碗蒸し
  • 鯛かまの蒸し煮
  • あん肝
  • カキは生と蒸し
  • ウニムース
  • めひかり焼
ここから寿司です
  • 毛ガニのすし
  • 本鮪
  • カワハギ肝添え
  • 北寄貝
  • エビ
  • いか
  • 宮城産ウニ
  • 穴子
  • 炙りホタテ










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