仙台でのカツ食べ歩き3店目は、「かつどんのかつどん家」と言うお店。店名が変わっているので覚えやすいのです。昨日のかつ清との比較もあり、翌日の訪問となりました。
この店を知ったのは、この先に和菓子屋さんの「森乃香本舗」があるからです。森乃香本舗へ行くときに、何度も前を通りますが、なかなか入れずにいました。黄色の看板で大きく店名が書いてあるのです。
中に入ると、メニューが大きな紙に書き出されています。カツ、ロースカツ、ヒレカツだけでなく、紫蘇巻、チーズ巻、牡蠣フライ、カボチャの串カツ、鶏カツなどたくさんの揚げ物メニューとそれらの定食、加えて丼物がラインアップしています。ご飯大盛はただで、お代わりは100円です。
店名が「かつどんの」ですので、カツ丼をお願いすることにして、丼ものにしないカツとの比較もしたいなと考えました。仙台カツ店巡りで最初に行った、「中華そばひさご」のボリューム満点のカツ丼との比較、昨日の「かつ清」のヒレカツとの比較もしてみたい。
ということで、色々と考え廻らしました。メニューに、ヒレカツ丼とミニヒレカツ丼、ヒレカツ単品とミニヒレカツ単品があります。そこで、お店の方へその違いを伺うと、塊の大きさが異なることと、総重量も異なることがわかりました。ヒレカツは単品も丼も240gにヒレ肉を使用、ミニは一つのヒレ肉の大きさが約半分で総重量160gとのことです。そこで、ヒレ丼とミニヒレ単品をお願いしました。
最初にミニヒレカツ単品です。一つのヒレカツは、88gで2個を半分に切って皿盛りされています。厚みはそれなりにあります。揚げたてのミニヒレカツはあっさりとした揚げで、大変食べやすいヒレカツです。昨日のかつ清のヒレカツの肉質と大きな差はありません。しかし、コストはだいぶ安いです。こちらのお店が使用する揚げ油は、サラダ油だそうです。
続いて、ヒレカツ丼です。一つのヒレカツは120gが2個で半分に切られてから煮てます。揚げている段階での肉量は120gですので大きなヒレカツです。肉質は、ミニに比べてこちらの方がよく分かります。美味しいヒレ肉をじっくり揚げてます。また、肉厚ですが柔らかいヒレです。そして、コストはお得感いっぱいです。ご飯は100gだけにおさえてもらいましたがこのボリュームです。
お客さんに学生も多いので、自然に肉は大きく、ご飯は大盛になってきたそうです。大変コスパの高いカツをいただくことができます。
カツ丼としては、ひさごのカツ丼は、作り置きカツを煮て出すこともあり、揚げたてではないカツを使用した丼になります。こちらのカツ丼は、揚げたてのカツを煮こむので、半分は揚げたてカツのカリット感と、煮込んで汁をすった柔らかい皮とのバランスも楽しめます。また、肉質はこちらの方が良いです。コストは、ひさごカツ丼900円、こちらがロースで950円、普通のカツ丼は700円です。普通のかつどんでも十分な量とのことですので、コスパが高いと思われます。
ヒレカツとして、かつ清と比べると、使用しているヒレ肉質はかつ清の方が少しだけ良いと思われます。価格とボリュームは、かつ清の上ひれカツが176gで1400円。こちらのヒレカツは240gで850円です。肉質の差は、価格差より無いと思われます。量も質もと言うことであれば、こちらでしょう。質のみを追求したいということであれば、すこしだけかつ清でしょうか。
あまり、食べログ等での紹介が多いわけではないのが不思議なお店でした。示されている評価より、提供されている肉質、揚げの技術、コスパを加味すると高い評価で良いのではないかと思われます。しかし、現実は評価が少しだけ低いのです。その理由として考えられる点は、かつ丼の味が少しだけ塩味が強いのと、出汁の効きが少ない点でしょうか。近年は、出汁重視で甘めの味が好まれるので、その点の工夫が足りていないのが原因ではないかと感じました。もう一点は、肉を少しだけ厚くして上ロース、上ヒレで良いものもあるのだよというPRかもしれないと感じました。
もう一点、仙台にはコスパが高いことで有名なとんかつ杉があります。以前に何度か伺っていますが忘れています。また、機会があれば比較してみたいと思います。
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