2016年11月30日水曜日

腰掛庵 譲まん&わらびもち 山形県天童市

山形県天童市の腰掛庵といえば、「わらびもち」です。

様々なところで紹介されているので、わらびもちとかき氷のことには触れません。美味しいです。

腰掛庵の定番のもう一品である、「譲まん」は、吟醸酒のその酒粕で生地を練った酒饅頭です。山形県には多くの町に酒饅頭があります。お酒と饅頭の組み合わせが発達したのには、お酒の文化を饅頭文化の両方が発達したからなのでしょう。
山形県も、たくさんの酒蔵があります。

本日伺ったのは、天童市の本店です。山寺にもお店がありますが冬やっていなかったと思います。
通りから一筋入ったところにあるので、見つけるのが大変かもしれません。

譲まんは、わらびもち同様に人気商品です。遅い時間には無くなります。今日、初めていただくことができました。イートインできるということで、抹茶と譲まんを堪能です。
わらびもち同様、お勧めです。




譲まんの酒の香りと、大変上品な漉し餡の組み合わせが抜群でした。譲まんをいただいて感じたのですが、山形には美味しい「漉し餡」のお菓子があります。それも、どれも漉し餡の質が抜群です。今日いただいた、腰掛庵の漉し餡、鶴岡の坂田餅店のとち餅の漉し餡、米澤の錦屋と永井屋さんの漉し餡と・・・。
元々、甘いもの好きで、特に小豆の粒あんが大好きです。小豆餡は、粒あんに限る派でしたので、漉し餡に対しては長い間否定的でした。饅頭、大福や羊羹等々、漉し餡なら要らないという徹底ぶりです。

しかし、最初に鶴岡のとち餅に入っている漉し餡をいただき、その繊細な味と触感に感銘し、それ以降、漉し餡を否定しなくなりました。それまで、美味しい漉し餡には出会わなかったということかもしれません。あるいは、出会っていたけど、否定していたのでその機会を逸してきたのかもしれません。

腰掛庵の漉し餡も、他の山形の漉し餡同様に、繊細ですごい触感で大変おいしい餡でした。

この山形の餡文化は、大変興味深いです。どのように発達したのか、調べてみたくなりました。山形県の隣の件である宮城県や秋田県には見られませんので、独自に進んできた文化なのだと思います。



説明不要のわらびもち

0 件のコメント:

コメントを投稿