秋田訪問日程とお店の予約がかみ合わずに、予約が取れないでいた「すし兆」に、初めて伺いました。
予約時間の6時の10分ほど前に、ここがすし兆だと確信しました。しかし、暖簾がかかっていませんし、近くに別の名前のお寿司屋さんもあります。疑心暗鬼でお店の扉を引きました。中を覗くと、店長が店の真ん中に座り、迎えてくれました。「ホッ!」です。
店の入り口の外に暖簾がかかっていないので、初めての人には店が何処かよくわかりません。内暖簾です。店の前を数回行き過ぎて、初めてここだと理解しました。Google Map使っても分からないのは、私だけかもしれません。鮨店=暖簾という思い込みが良くないのですね。暖簾がないので、前を何度か通り過ぎていました。
「少し早かったですか?」と伺うと、「どうぞ座って待っててください。時間になったら始めましょう!!」ということで、コートをかけて一番端の席に。
ここに来るに至った話や、店長が明日から札幌にスキーに行くという話をしながら、他のお客さんが来るのを待ちました。
店は6-7畳ほどで、カウンターが4席+1席です。+1席は、私の席という感じです。通常は4席でやってられるようです。他のお客さんは、カップル×2組でした。6時前にお二人が来店しましたが、まだ2つが空席です。6時を過ぎると、「少しずつはじめてましょう。」という店長の声で、おまかせが開始です。
お酒の方は、お酒をお願いし、飲めない私は、お茶でスタートです。
先付が出てから少し経つと、空席の持ち主が現れました。2組とも年配のカップルで、いい感じです。どちらも、地元の方でした。
最初は、煮だこです。
その後は、お寿司が次々と握られました。
暖簾は店の中です |
煮だこ 柔らかく煮あがっていました |
中トロ |
ひらめ |
甘鯛 |
真鯛 |
すみいか 塩で |
ブリのヅケ おろし大根で |
たぶん、アガサエビ(美味しいエビでした) |
穴子 穴子とシャリが溶けます |
さより |
アジ |
北寄貝 |
赤貝 |
タイラガイを炙り、生海苔(青海苔含む)で巻いて出されました。そのまま口へ、これは美味です。海苔も美味しいし、タイラガイの炙りも絶品です。
玉子 大・大・大好きな玉子の美味しです |
鮪ヅケ ウマイ |
三浦海岸産新わかめの味噌汁(丁度良いコリコリ感) |
子持ちヤリイカ煮つけ 実の柔らかさとタマゴのコリコリとシャリの食感が混ざります |
炙りカマス |
カマスがこんなに美味しいのだという驚きも加わっていますが、口に入れてから飲み込みしばらくの余韻を含めて、超々絶品でした。最後の寿司ですので、お腹は膨れてきていますが・・・もう一度、最初からおまかせを始めてここに到達したいと思わせます。
カマスは、広島地方の諺では、「カマスの焼き食い一升めし」と言われているそうです。それだけ、美味しい魚なのですね。大将によると、皮のすぐ下に脂がのっているので、皮を削いだらすぐにそれを炙ることで旨味を出すのだそうです。一夜干しも美味いけど、生の炙りは美味しいとのこと。これが技なのだと思いました。
0 件のコメント:
コメントを投稿