上杉謙信、上杉影勝、上杉鷹山、伊達正宗、直江兼続と米沢に関わる武将は有名どころが多いようです。それだけ、この地は注目の地で東北の要所だったのだと思います。
公園に入ると最初に、お店屋さんがあります。思わずその中へ入ると、米沢の名産品を販売しています。山形県内の名産が揃ているようです。お菓子、お酒、米沢織と並んでいます。米沢織は有名ですね。確か、上杉鷹山の本にある、鷹山が進めた産業振興のための女性の仕事として広めたと記憶してます。糸をベニバナで染めてから織る、いわゆる紬で、比較的淡い色が特徴で、柔らかい雰囲気の着物などになります。これが、米沢藩の紅花紬です。紬の代表と言われる大島紬、結城紬、紅花紬の一つです。紬と言えば、上田紬に興味を持っています。長野の上田紬の工房の小岩井紬工房でリンゴの草木染をしています。「この糸が淡い黄色で非常にきれいな発色をするな。」と思っていました。ここに飾られている米沢織にも綺麗で淡い黄色糸が混じっています。
ここで、紬に目を取られ結構時間を使ってしまいました。
お菓子もたくさんあり、どれが美味しいのか?でも、今日は米沢といえば、十印と言われるお店で、たくさんお菓子を購入したので、ここでは見るだけでどれにも手を出しませんでした。十印については、また、報告します。
上杉神社へ向かいます。まだ、雪が少しの残っています。神社の入り口には、「毘」と「龍」の旗が。「毘」は、毘沙門天の一文字をとったもので、「龍」は、総攻撃の合図だったようです。その先には、上杉神社が見えます。神社に向うと、左右には有名どころの銅像が並んでいます。
もうすぐ境内入口に到着するところまで来ると、神社の奥の方から、「火事だ!!」との叫び声が聞こえました。数名が騒いでいるので、これは火事だと思いましたが、火の手は上がっていませんし、平然と立っ見ている方も居ます。近づいてみると、「ここから先には入らないで下い。」と言われました。「現在、避難訓練中で、小一時間は入れません。」とのこと。
折角来たのに、ダメだそうです。その先では、大声で叫びながら逃げ回る訓練中の人が数名見えます。結構リアルにやるのですね。会社のビルの防災訓練とは、気合が違うようです。しかし、消防車は見えないし、本当の火事を想定していない中途半端な避難訓練だなとも感じました。重要な文化財ですので、守って欲しいものです。平泉では、金色堂以外は全ての文化財が火事で喪失しています。そんな悲劇は無い方が良いです。
結局、上杉神社には参ることができず、遠くから眺めて終わりとなりました。年に1度(多分、年に1回でしょうね?)の訓練で、かつ、その時間帯にぶつかるというのは、運が良いのか悪いのかと思いながら、神社を後にしました。縁が無かったようですね?!!あるいは、上杉謙信候に嫌われたかもしれません。先ほどのお店で山形特産品を何も買わなかったので!!
人生で再度訪問する機会を持てるかわかりませんが、もう一度来いと言われているようで、これが最後にならないように再訪できればと思います。
遠くに上杉神社境内 |
近づくと避難訓練です |
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