本間家別邸から庭を眺める |
土門拳写真記念館 |
訪問時は、戦後70年特別企画で昭和を回顧する展示が行われており、初期の作品を中心に、もがいている様が見て取れるような作品群でした。「肉眼でも見えないものが見える」というコピーにドッキリです。本当に、写真でしか表現できないものを改めて感じさせられます。写真の魅力のシャワーをいっぱい浴びました。見かけた来場者は、学生、若い方、若いカップル等が多いのに驚きました。
また、カメラを構えてみたいなという気持ちにさせられる、土門拳写真記念館でした。
もう一つの目的は、美味しい物ツアーです。酒田の夏と言えば、玉勘の鰻と岩牡蠣です。
東北で鰻と言えば、酒田の玉勘と登米の東海亭です。先日、東海亭には行ったばかりですので、比較検討のためにもできるだけ早く玉勘に行きたいと思っていたところで機会を得ました。玉勘は江戸風、東海亭は関西風で、鰻のかば焼きの造りが異なるので、どちらが良いのか確認したくてたまりませんでした。
玉勘の特うな重をオーダーし、待つこと30分くらいでした。1匹と1/4の鰻が乗った重箱が届きました。色、艶、焼き色とも申し分ありません。食感は、蒸しているのにしっかりとしていて、柔らかいけど弾力もある身が厚い鰻で、皮もしっかりしています。味は、甘みと辛みが程よく、飽きないたれの味です。これは、美味しいです。
鰻の質、焼き具合ともに玉勘の方が上です。また、お値段も安いです。芳ばしさに関しては、東海亭です。かば焼きのたれの味は、東海亭の方が少しだけ薄味で、玉勘の方が少しだけ濃い味ですが、どちらも甘みと辛みのバランスは同様で美味しいです。
特鰻重 |
肝焼き(奥) レバー焼(手前) |
卵焼きは8層 |
岩牡蠣が沢山積んであります。岩牡蠣の「大」が1個500円と書いており、少し高いなと思いながらも、折角ここまで来たので2個その場で剥いてもらいました。
牡蠣がデカイです。鳥海山の水が海にそそぎ、その水で育つ岩牡蠣で、山形県では酒田地区、秋田県では象潟地区での名物です。本場での、本物の岩牡蠣は初めてなので(他の都市で岩牡蠣をいただいたことはありますが、この地域のものかは分からないので)、期待をもって口に運びました。自然の塩味の後に、クリーミーは牡蠣の味が広がります。これは、美味です。他の牡蠣との違いは、クリーミーさの加減が異なるということでしょうか。この牡蠣を食べると、普通の牡蠣は何だったのだろうという気持ちになります。2個頂き、席を立とうと思いましたが、もう一度味わいたくなり、これもお代わりです。4個頂きました。「少し高いけど、その価値がある。」と、散財の言い訳を呟き、店を出ました。
玉勘の鰻と卵焼き、岩牡蠣と、こんな贅沢はありません。大満足です。この地域に住んでいる方々がうらやましいです。冬の大変な生活を考えると、簡単に定住できるところではありませんが。
大きな岩牡蠣 |
土門拳記念館からバスに乗り、山居倉庫前で降車し、様々なポスターで良く見かける山居倉庫に寄りました。現在も現役で活躍している倉庫です。ああ、この景色見覚えあるという景色です。吉永小百合さんのポスターや、古くはおしんの舞台になったそうです。(私はおしんを見たことが無いので分かりません。吉永小百合さんのポスターは見かけてます。)
山居倉庫(裏側) |
山居倉庫(表側) |
1件目は、最も古くからある和菓子屋さんで、「小松屋」です。呉竹最中(青海苔風味の最中)を購入。持ち帰る途中でつぶれてしまい、このような無残な姿になってしまいました。お菓子とお店に申し訳ない。この最中は、確かに青海苔の風味でした。
つぶれた 呉竹最中 |
これが、あずき「みず」だった |
最後にもう一店、菊地菓子舗にほど近い、栗原甘泉堂にも寄りました。おじさんが一人で店番をしており、注文後に作る「みたらしだんごの黄粉と黒糖あえ」が名物のようです。これは持ち帰りが大変そうなので、美味しそうな色合いのどら焼きときんつばを購入しました。
栗原さんちのどらやき&きんつば |
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