2015年8月25日火曜日

秋田県 小京都 角館 武家屋敷とスイーツの旅


27年ぶりに、秋田県仙北市角館に行きました。
昔から、小京都と言われ、武家屋敷跡と桜で有名な観光地です。
武家屋敷跡は、きれいに整備され、また、それ以外の市街地も以前に比べ、きれいな街並みになっていました。
後藤福進堂




最初に、昔からあるお菓子屋さんの後藤福進堂に直行しました。ここの金柑饅頭は美味しいです。無くなり次第終了ですが、無事にゲットしました。真っ白な小さな饅頭です。中には、金柑とそれを包む白餡が入り、金柑の独特の甘酸っぱさと、白餡のほのかな甘みが大変美味しい饅頭です。果物と餡を包んだ饅頭や大福は、今では良くある構図ですが、ここのは古いです。昔からこんな組み合わせがあったのですね。
1個100円は安い。お薦めです。
ついでに、鹿の子羊羹と桜の花の塩漬けもGOTです。一緒に頂くと格別です。




武家屋敷
西宮家

その後、昔ながらの武家屋敷と、しだれ桜(もちろん咲いてはいない)を見学しました。この辺りは、変わっていませんでした。変わっていないことが、すごいことだと思います。







続いて、皆で果物屋さんのさかい屋に行き、名物のフルーツパフェを頂きました。
桃のパフェと、シャインマスカットのパフェです。
でかい、果物たくさん、しかし、安い。
銀座千疋屋で食べるとピーチパフェが●,○●○円(2,160円)するけど、と思いながら、あっというまにいただきました。
今日は、宮崎産マンゴの入荷が無く、宮崎産マンゴパフェにありつけなかったのが、心残りであります。
でも安いです、モモはフレッシュ桃が一番下と上に沢山乗り650円です。




もう一軒、どうしても行きたいお菓子屋さんがあり訪問です。プチフレーズです。
桜の並木道として有名な桧木内川(ひのきないがわ)を一望できる場所にあるお店です。
佐竹候が丹波(京都)、美濃養老(岐阜)地方からの種子を導入し、300年ほど前から栽培されたのが始まりと言われていて、日本一大きな栗である西明寺栗を扱うお店で、量り売りの栗パイとモンブランが有名です。
栗パイは一番大きなの(消費税抜き980円/1個)をGOTしました。お土産です。
モンブランはお土産にできないので、Coffeeとともにいただきました。



安藤醸造 蔵の座敷の襖
その後も、町をぶらぶらして安藤醸造に伺いました。ここは、元々豪商の醸造で、座敷蔵もあるお店です。この蔵は公開されています(写真は蔵の内部です)。

そば打ちとして、美味しいかえしを作ることも重要です。
今までは、北海道の有機栽培の醤油を使ってかえし造りをしてきました。しかし、もっと良い醤油があると良いなと考えていました。北海道の醸造の歴史は浅く、良い材料はありますが、それを活かしきれていないと思っていたからです。
今日、安藤醸造に伺い、色々と勉強させていただき、それを痛感しました。
安藤醸造 蔵の座敷
安藤醸造の醤油はすごいです。いろんな種類の今時の商品を沢山開発して販売しています。しかし、そもそもの醤油の追及も大変なもので、「生醤油(混ぜ物なしでもろみから搾ったそのままの生揚を火入れして出荷)」、「家伝醤油(3年熟成で再仕込し火入れしてアルコール調整)」をはじめ、「二年物生搾り生醤油(2年物生醤油の無調整粗搾りで火入れなし)」、「十年さいしこみ生搾りイ号醤油(再仕込を数回繰り返し、元の醤油は10年以上前の仕込みで火入れなし)」などは絶品です。4種類共に全く異なる醤油です。しかし、それぞれ高価ではありますが、美味しい醤油です。
そばのかえしには、「生醤油」が合うかもしれません。一度使ってかえしを造りたいと思いました。「十年さいしこみ」は、白身の刺身に合いそうです。「二年物」や「家伝」は、卵焼きに使ったら(使うのが勿体ないと思いますが)、最高でしょうね。
全てをGETしようと考えましたが、冷蔵保存なので持ち帰りできないため郵送をお願いしようと思ったら、お店自体が年に数回数日間札幌に店を開くということを教えていただきました。次回が10月初旬ということで、札幌で購入できることが分かり、札幌での再会をお約束しました。楽しみです。
ついでに、みそも種類が沢山ありますが、美味しいです。味噌がみその味をしています(変な表現ですが)。
ついでのついでに、しょっつるもありました。通常、秋田でショッツルといえばハタハタですが、ここのはイワナのショッツルでした。これが、魚の臭みが無くいい味です。隠し味に良いものになるのではないかと思います。北海道では、北寄貝魚醤やうに魚醤など豊富ですが、これらはそれぞれの素材の主張のための魚醤です。イワナ魚醤は控えめです、隠しにもってこいです。


ゆかり堂

最後に、角館と言えばかりんとうです。ゆかり堂に寄りました。
ゆかり堂は「落ち葉かりんとう」で有名で、どこでも購入できるかりんとうです。最近は、黒炭、カボチャ、ゴボウやトマトなどの小さなかりんとうも販売してます。この小さなかりんとうは、出先のお店ではまだ見ません。(しかし、Netで購入できます。)
トマトとゴボウを購入してお土産にしました。



27年ぶりの角館を満喫しました。昔からの懐かしい物、新しい物、昔からあるが気が付かづにいたものの再発見と、色々なことがあり、楽しい1日でした。

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